まずは一度、Facebook Homeを脇に置いておこう。確かに、Facebook Homeがプレインストールされているのがこのスマートフォンの売りなのだが、HTC FirstはAndroidでFacebook Homeが使える唯一のモバイルデバイスというわけではないし、このソフトウェアは、このスマートフォンに必要不可欠というわけでもない。それに、Facebook Homeが要らない人にとってもこのデバイスには十分にメリットがあり、このソフトウェアを完全に無効にすれば、新規契約なら100ドル払えば、これを一般的なAndroidデバイスとして使うことができる。
単独のスマートフォンとして見た場合、HTC Firstは基本的なよい端末だ。Android Jelly Beanの器としてまったく適切に動作するし、720pのHD画面や1080pのHD動画撮影を含め、ハードウェアへの配慮も行き届いている。ただし、この端末の工業デザインは平凡であり、バッテリが交換できない点や、microSDカードスロットがない点を気に入らないという人もいるだろう。
HTC Oneの発売によって、より高級なHTC One XやHTC One X+がこの価格水準以下で手に入るようになっている。筆者なら、HTC Firstよりはそれら2台のどちらかを買うことを考えるだろう。Facebook Homeはそれらの機種にも対応している。実際、FacebookとHTC、AT&Tは、この端末を無料で配るべきだったのではないだろうか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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