写真の品質は、5メガピクセルカメラにしては悪くない。色は少し冷たい色に寄ることもあるが、緑は例外で、緑色の植物の写真を撮影したときには、露出オーバーになった。このカメラは、8メガピクセルの「iPhone 5」などのトップクラスのスマートフォンと比べれば、細部までは写らず、特に静物写真や人物写真ではそれが顕著だ。屋外の自然光の中で撮影した写真は、屋内の人工光の中で撮影した写真と比べると、ずっとノイズが少ない。概して、HTC Firstの場合は、近づいて撮影した写真は写りがよく、エッジもかなりシャープだ。筆者はこのデバイスの連続オートフォーカス機能を評価したい。
こうした写真をFacebookや電子メール、その他のソーシャルネットワークなどで共有することもできるが、ソーシャルネットワークに直接写真をアップロードする近道も用意されている。Facebook用の写真アップロードツールを起動するには、アプリショートカットページの上にある写真のボタンを押せばよい。すると、カメラロールに入っている写真のギャラリーが表示されると同時に、カメラアイコンのボタンが現れる。このアプリではオートフォーカス機能は使えないが、撮影した写真はFacebookにアップロードされ、他には行かない。
この方法で撮影した写真(と動画)は、Facebookの写真アルバムの下位フォルダに保存される。
HTC Firstの1.6メガピクセル前面カメラはまったく問題ない出来だが、当然ながら画像の品質はややノイズが多く、色温度は環境光に大きく依存する。また、前面カメラにはフラッシュはない。
HTC Firstで撮影した動画の品質は、このクラスのスマートフォンにしては非常に高い。動画の解像度はデフォルトの状態で720pに設定されているが、1080pに変更することも可能で、筆者はこの設定でテストを行った。色は光量が十分であれば正しく、輪郭もシャープだった。被写体は映像も音声もクリアに撮影できるが、当然ながら、音声のレベルはマイクと被写体の距離によって変わる。動画の撮影と再生はどちらもなめらかで、ぎくしゃくしたところはなかった。筆者は結果に満足している。
HTC Firstには16Gバイトまでのデータを保存できるが、外部ストレージデバイスはない。また、HTC Firstは1Gバイトのメモリを持っている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手