Googleは米国時間4月8日、「iOS」開発者向け「AdMob」SDKをリリースし、アプリがデバイス固有の識別コード(UDID)にアクセスしないようにするための移行を完了した。Appleによる正式な対応期限よりも数週間早い。
UDIDは、各携帯デバイスを個別に識別する一意の数字だ。UDIDは一般に、Appleのユーザーベースでアプリのインストールを追跡する手段として開発者が使用してきた。ユーザーを追跡することで、ユーザーごとに広告を調整することが可能になるが、プライバシーに関する多くの懸念も生じている。
それらの懸念を受けて、Appleは5月1日以降、UDIDにアクセスする新規アプリやアプリアップデートを受け付けないことを3月に発表した。しかし、その発表はそれほど意外なことではなかった。同社は2012年3月、UDIDにアクセスするアプリを拒否するプロセスの展開を始めたことを明かしている。
Googleの開発者ブログで発表された今回のアップデートには、複数のバグ修正とメンテナンスアップデートが含まれる。
Googleは2010年、AdMobを7億5000万ドルで買収し、急速に進化するモバイル広告の世界で足がかりを得た。膨大な数のウェブサイトで広告を表示することに加え、AdMobの買収によって、GoogleはAdMobが管理するトラフィックから収集されたモバイルトレンドに関するデータに直接アクセスすることもできるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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