Facebookウォッチャー、その中でも特に市場参加者らは、Facebookがサードパーティーの広告ネットワークをローンチし、やがてそれがモバイル分野でGoogleの「AdMob」に、ウェブ全体ではGoogleの「AdSense」に、対抗する存在になることを切望している。
これはしばらく前から議論されていることだが、その広告ネットワークの狙いは、Facebookが同ソーシャルネットワークに接続するさまざまなウェブサイトから受信するデータ(あなたが何かを「共有」したり「Like(いいね!)」したりするときのことを思い浮かべてほしい)をFacebook内のデータと組み合わせて、ウェブの至る所で広告を表示することだ。
Facebook幹部陣はこの件に関してあまり多くを語ってこなかったが、Facebookはこの方向に進み始めている。しかし、同社は米国時間12月19日、少なくともこの取り組みの一部であるモバイル部分を中止することを明らかにした。同社は、Facebook外でユーザーが訪れるアプリやモバイルサイトに表示させる広告の販売を9月に開始していたが、この展開を2012年末に中止すると述べた。
同社は声明の中で、「われわれが見てきた成果とパートナーからのフィードバックの内容は好ましいものだが、弊社が注力しているのは、Facebookから外部サイトに広告を表示する前に、モバイルニュースフィードに表示する広告の規模を拡大することだ。われわれは、将来的に有益になるであろう多くのことをこのテストから学んだ」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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