米国時間2月6日、オンライン広告の世界が混乱に陥っている。
まずGoogleが「AdWords」を刷新し、広告キャンペーンを強化した。そして今、米YahooがGoogleと提携することを発表した。
米Yahooは6日午後、「コンテキスト広告」に関して、Googleと新たな提携関係を結んだことを認めた。
基本的にこのことが意味するのは、ターゲット広告だ。つまり、ユーザーが今閲覧しているものや過去の検索およびコンテンツの傾向と関連性がより高いオンライン広告が米Yahooのデジタルサイト群に表示されるようになる。
具体的に言うと、これらの広告はGoogleの「AdSense for content」および「AdMob」サービスを利用して配信される。
米Yahooによると、これはグローバルな提携だが、「非排他的」な契約でもあるという。つまり、最高経営責任者(CEO)のMarissa Mayer氏が率いるようになった同社は、将来的に同様の契約を締結することができる。
しかし、米YahooとMicrosoftの広告分野での関係についての言及は全くなかった。
米Yahooはそれ以上の詳細をほとんど明かさなかったが、今回の提携を発表した6日のブログ投稿に書かれた詳細な情報の一部を以下に紹介する。
弊社の世界的なコンテキスト広告パートナーのリストにGoogleを追加することによって、われわれは自らのネットワークを拡大できるようになるだろう。つまり、われわれは、より意義深い広告をユーザーに提供することができる。
弊社のユーザー側から見ると、広告が表示される方法や場所が顕著に変わることはないだろう。オプションが増えるということは単純に柔軟性が増すことを意味する。われわれは、弊社のすべてのコンテキスト広告パートナーと連携して、適切な広告を適切なタイミングで適切なユーザーに提供できるようにすることを楽しみにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」