「AppGratis」は、AppleのApp Storeにあるアプリを1日に1件ずつ無償または割引価格で提供するユーザー数1000万人のサービスだ。同サービスが削除された。
AppGratisアプリが先週からApp Storeより姿を消しているとPocket Gamerが報じている。同アプリは承認された上で2012年12月からAppleのプラットフォーム上で提供されていたのにもかかわらずだ。
AppGratisは、「友人間で共有される電子メールのニュースレター」として登場したが、その後にサービス内容を変えている。同社は、開発者と提携し、そのアプリを24時間だけ無償で提供する。これにより、無名アプリを発見されやすくするのに貢献したり、さらにはAppleの有料部門ランキングにおけるアプリの順位をセール終了時に上昇させたりする可能性がある。
Apple広報担当者は、同アプリ削除の理由について、同社App Storeガイドラインの2項目に違反したためであることを米CNETに対して明らかにした。
2.25:購入または宣伝を目的として自社以外のアプリをApp Storeと同様もしくはApp Storeと混同するような方法で表示をするアプリは却下される。
5.6 :アプリは、プッシュ通知を使っていかなる広告、宣伝、ダイレクトマーケティングも送信することはできない。
今回の削除は、App Storeアプリ発見サービスを取り下げた最新例として注目されている。人気のデータベース用iOSアプリであるAppShopperは、価格変更をユーザーに知らせていたが、2012年12月に削除された。これは、9月にあったApp Store Guidelinesの変更によるものだった。この変更では、2.25の「同様もしくは混同する」に関する規則が加わっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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