衣料小売大手J.C. Penneyの最高経営責任者(CEO)で、Appleの元リテール責任者であるRon Johnson氏がJ.C. Penneyを去ることになった。CNBCが報じた。
Johnson氏はAppleに10年以上在籍し、同社リテール部門の構築および拡大に貢献した後、2011年11月にJ.C. Penneyに入社した。
Johnson氏はJ.C. Penneyでは同じような成功を収めることができなかった。Johnson氏は、1100以上の店舗を抱える同社を同氏の言う「新興企業」として経営しようと試みた。当初、それには特売イベントを廃止して価格を固定することも含まれていた。Johnson氏は無料Wi-Fiやスマートフォンを使ったセルフレジといったハイテク機能を店舗に導入することも試みた。
J.C. PenneyはMacy'sの元幹部で、J.C. Penneyの元CEOであるMyron E. Ullman氏をJohnson氏の後任に任命した。
Johnson氏の指揮の下で、Appleのストアは大きな成功を収めて、記録的な売り上げに貢献したほか、同社の拡大する製品ラインのサービスステーションとしての役割も果たした。Johnson氏は、それらのストアの戦略と、各ストアで使用される材料からレイアウトまで、細部に至る緻密な管理の多くについて、功績を認められている。
Apple自体は依然として、リテール部門を率いる人物を探している。Appleは2012年10月、Johnson氏の後任のJohn Browett氏と袂を分かった。それ以降は、Tim Cook氏が、400店舗以上のストアを抱えるようになったAppleの小売事業を監督している。リテール部門責任者の人選の進捗状況について、Appleはほとんど情報を明かしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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