米国時間4月2日に、Google検索で「iTunes」アプリの検索順位が下げられているのではないかと疑問を呈するニュース記事が数多く掲載された。しかしGoogleは、実際には技術的問題が起きているだけだとしている。
GoogleはSearch Engine Landに対して、次のように述べている。「iTunesのウェブサーバからページを取得する際にいくつか問題が生じ、結果として一部のユーザーについて、iTunesアプリを検索で簡単に見つけられないトラブルがあった可能性がある。われわれは、検索ユーザーが探しているものを確実に見つけられるようにするため、Appleのチームと協力して対応している」
この問題に最初に気付いたのは、Appsfireの共同設立者Ouriel Ohayon氏だったようだ。同氏は2日の早い時間に、自分の「WhatsApp」アプリのiTunesページがGoogleの検索結果の上位に見つからないことを説明するメモをFacebookに投稿した。
「Googleで実に奇妙なことが起こり始めている。Googleの検索エンジンで普通の検索クエリを使って探しても、『iPhone』や『iPad』アプリを見つけることができなくなっている。どうなっているのだろう。Googleはごまかしをやっているのだろうか」(Ohayon氏)
いくつかのテクノロジ関連ニュースがOhayon氏の不満を詳しく取り上げ、検索の問題があるのはWhatsAppだけでなく、一部のiTunesアプリページも、Googleの検索結果の上位に表示されないことに気付いた。GoogleがAppleに嫌がらせをしているのかという憶測が多く聞かれたが、Googleはすべて技術的なエラーだと述べている。
本稿執筆時点では、Googleで「WhatsApp app for iPhone」と検索しても、AppleのApp Storeは依然として検索結果の1ページ目に表示されない。
米CNETはGoogleにコメントを求めたが、回答はまだ得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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