筆者は、HTCが「Zoe」と名付けた、3秒間の短い動画が撮影できる機能が気に入った(名前は19世紀の動画を見せる回転のぞき絵、ゾエトロープから)。これは、HTC Oneのカメラアプリに用意されている特別なカメラモードで、iOSのアプリ「Vine」に似た短いクリップを撮影し、友人や家族と共有できるようにしようというものだ。
筆者のお気に入りの機能は、撮影した動画や写真、Zoeに基づくハイライト動画を1日ごとに自動的に作る機能だ。ハイライト動画には、あらかじめ用意された音楽がつけられ(そんなに悪くない音楽だと思ったことは確かだ)、作成された動画はMP4ファイルとしてローカルに保存するか、Facebookや電子メールで共有することができる。率直に言って、子供たちの最新のいたずらを記録しておいたり、日常的な活動を洗練された形で表現するためには、気の利いたツールだと思う。
筆者がHTC Oneに触れることができた時間は限られていたが、この端末は高速で、薄く、非常に魅力的なデザインを持っていると断言できる。もちろん、こういった表現は、最近の多くのスマートフォンに当てはまる。しかしこれまでの筆者の経験では、このスマートフォンの画面とカメラの品質は、その宣伝のうたい文句に恥じないものだ。ただし、低光量でのカメラの性能については、宣伝は少し大げさかもしれない。BlinkFeedの機能については憂慮している。この機能はAndroid初心者にとっては刺激的かもしれないが、ベテランユーザーにとってはそれほど役に立つものとは言えない。
Flipboardや他のウィジェットを自分でインストールしても、同じ体験を得ることができるだろう。さらに悪いのは、BlinkFeedを完全にオフにする方法がないことだ。これを脇に押しやって、カスタマイズしたホーム画面を使うことはできるが、BlinkFeedは常にバックグランドで動作し続けている。一方で、HTC Oneのハイライト動画機能が非常に楽しめたのには驚いた。確かに、独自のファイル形式を使っていることを考えると、Zoeはそれほど素晴らしいものではない。ところが、ハイライト動画のファイルは変換可能な形式であり、ずっと共有しやすい。その結果、筆者はこれまでスマートフォンで撮った中でも最高クラスの動画が撮れた(そう思うのは小さな子供を持つ親だからかもしれない)。
読者はHTC Oneが欲しいと思っただろうか。米国では、T-Mobile、AT&T、Sprintより発売予定で、32Gバイトモデルと64Gバイトモデルの価格は、それぞれ199ドルと299ドルになると思われる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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