HTC Oneでは、同社独自のユーザーインターフェースであるSenseの最新バージョンが採用されている。BlinkFeed以外にも、スキンの見た目はクリーンになり、ホーム画面でもアプリトレイでも、アイコンは混み合って見えなくなった。これも不思議なことの1つだが、通常の「Android 4.1.2」(開発コード名:「Jelly Bean」)と違って、アプリトレイは左右にではなく上下にスクロールするようになっている。
また、Windows Mobile時代から同社のスマートフォンを飾ってきた、HTCの象徴であった天気時計のウィジェットもなくなった。時間と天気予報の情報は、今回もホーム画面の上部に表示されているが、デザインははるかに控えめになっている。
タブレットとスマートフォンの境界線が日に日にぼやけて来ているのを表すように、HTC Oneにも上辺に赤外線発光器が付いている。これをHTC SenseのTVアプリおよびリモート機能と組み合わせて使うと、その地域のテレビ番組をチェックしながら、テレビを操作することができる。
この機能が、最初思ったよりもずっと便利だったことは認めざるを得ない。簡単ではあるがやや長い設定手順を終えると(見られるテレビチャンネルについて詳しく尋ねられる)、自分のホームシアターセットを操作できるようになる。これには、ケーブルテレビのセットトップボックスのチャンネル変更、ONKYOのレシーバの音量調整、今見られる番組を調べるガイドを開く操作などが含まれる。
さらに素晴らしかったのは、お気に入りとしてマークを付けた番組のアイコンをタップすると、その番組が放映中だった場合、すぐに見始められることだ。
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