Microsoftが「Windows Blue」の「Windows RT」バージョンと複数のサーババージョンをリリースする計画であることを裏付ける情報が新たに確認された。
米国時間3月24日、Windows Blueのビルドとみられるものがウェブに流出した。信頼できる情報筋によると、流出したビルドは本物であり(番号は9364)、約1週間前の時点での内部エンジニアリングビルドだという。
MSFTKitchenのStephen Chapman氏は流出したビルドを分析した。その結果、開発中とみられる次のWindows Blue SKUに関する記述を発見した。
Most Valuable Professional(MVP)のAidan Finn氏が指摘したところによると、Microsoftは「Windows Server 2012」の時点で「Web Server」と「Enterprise Server」をWindows Serverのラインアップから外したという。このため、過去の痕跡がこの開発リストに残っている可能性がある。現行のWindows Server 2012には、「Standard」「Essentials」「Datacenter」「Foundation」の各バージョンがある。確かなのは、予想どおりWindows Server Blueには複数のエディションがあるということだけだ。
Chapman氏の発見によって、Microsoftが開発しているのは2つの新しいWindowsクライアントビルド(「Personal」と「Professional」)と複数のサーバSKUだけでなく、Windows RTのBlueバージョンも準備中であることにほぼ間違いないとの確信が高まった。
Windows Blueのクライアントビルドとサーバビルドは、今年の夏後半に製造業者に提供開始されると予想されている。「Windows Phone Blue」製品が登場するのはそれ以降になると情報筋は述べた。Microsoftの担当者は依然、Blueのリリースに関するコメントを控えている。
これまでに多くのサイトが報じているように、Blueには「Internet Explorer 11(IE 11)」が組み込まれる。Neowinは、IE11にはタブ同期機能が搭載される可能性があり、ゆくゆくはWindows PhoneとWindows間でタブの同期が可能になるだろうと伝えている。
さらにWindows Weeklyの共同主催者であるPaul Thurrott氏が述べたように、現在「Windows 8」の「Desktop」でコントロールパネルに組み込まれている設定の多くが、「Metro」スタイルになるようだ。MicrosoftはBlueでDesktopを廃止することはもちろんないが、同社のソフトウェアやサービスからDesktopの必要性を徐々に減らすことに少しずつ取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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