日経BPコンサルティングは3月22日、ブランド評価調査プロジェクト「ブランド・ジャパン2013」の結果をまとめた。
一般消費者と、仕事を持つビジネス・パーソンへのアンケート調査から、企業や商品延べ1500のブランド力を評価したもの。調査は2012年11月~2013年1月に実施し、回答者数は約6万人。「コンシューマー市場(BtoC)編」(調査対象ブランド1000件)と、ビジネス・パーソンとしての立場から回答を求める「ビジネス市場(BtoB)編」(同500件)がある。
BtoC編は、上位の4ブランドまでが2012年と同じだ。1位は、前回に引き続きアップルで、2位は同スコアでGoogleとユニクロ。4位はYouTubeとなっている。一方で、1位と2位の差は、今回5.9ポイントで、前回の1.5ポイントから広がっていることが分かる。この点について、日経BPコンサルティングは、「他ブランドとの差異が明確で、ニュース性もあり注目されるブランドとして高い評価を得ている」と分析している。
今回、総合力順位が大きく上昇したブランドの中で目立つのは、コンビニエンスストアの大手3企業だ。一方で日本の大手家電・電気機器メーカーのうち、パナソニックは14位、シャープは54位、キヤノンは62位と順位を下げている。シャープはこの直近2年で、イノベーティブ(革新性)ポイントを21.4落としている。
BtoB編は、2012年に続きトヨタ自動車が首位となった。「信用力」で88.1ポイントを獲得し1位になったほか、「一流である」「日本を代表している」「この企業から学びたい」などの項目でも首位を誇る。2位も引き続きアップル、3位には同スコアでGoogleと本田技研工業がランクインしている。
目立ったところでは、今回初めてタニタがトップ10入りを果たし、2012年の38位から8位へと躍進した。特に人材力のポイントが高く、人材力ランキングでは、オリエンタルランドに続き、500ブランド中2位となっている。
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