ニュースに取り上げられる最高経営責任者(CEO)というのは、無愛想だったり、傲慢だったり、才気にあふれていたりするが、従業員たちはまた違った印象を抱いていることが多い。キャリア情報サイトのGlassdoorは、あらゆる業界の従業員数十万人を毎年調査して、CEOの支持率トップ50ランキングを公開している。
2013年はFacebookのMark Zuckerberg氏が首位に輝いた。
新規株式公開(IPO)の混乱をめぐる株主との訴訟や、「Timeline」および「Graph Search」へのさまざまな反応にもかかわらず、Facebookの従業員は米国時間2月24日までの12カ月間でZuckerberg氏に99%の支持率を与えた。この数字は2012年から14ポイント増加している。
Facebookのある従業員はGlassdoorに対し、同社は「Zuckから一般の社員までオープンなコミュニティー」を持っていて、「全社的な相互の信頼関係と、われわれ全員が心から尊敬するCEOによって植え付けられた一体感や活気」があると述べた。
2013年は、2位を獲得したSAPのBill McDermott氏とJim Hagemann Snabe氏など、ハイテク企業から20人のCEOがトップ50のリストに入った。他には、QualcommのPaul Jacobs氏(8位)、GoogleのLarry Page氏(11位)、salesforce.comのMarc Benioff氏(13位)、Amazon.comのJeff Bezos氏(16位)、OracleのLarry Ellison氏(46位)、DellのMichael Dell氏(49位)などが挙がっている。
AppleのTim Cook氏は2012年に97%の支持率でCEOの首位に選ばれた。同氏は2013年もリストには入ったが、支持率93%で18位と順位を下げている。
Glassdoorのリストは調査には違いないが、科学的というより自主的投票によるものだ。これらの数字は、Glassdoorのサイトに自らアクセスして自分の会社や上司を評価する従業員から集めている。Glassdoorによると、CEOの支持率トップ50ランキングは過去1年間に少なくとも100人の従業員から評価されたCEOだけが対象になっているという。全体では、過去12カ月間で50万人以上の従業員がGlassdoor上で自社のCEOを評価した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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