Microsoftは米国時間3月18日、「HDInsight Service」として知られる「Hadoop on Windows Azure」サービスの最初のパブリックプレビュー版を公開した。
Microsoftはこれまで、一部のテスターに対して「HDInsight Service on Azure」のプライベートプレビュー版を3度公開している(筆者は当初、2012年10月のプレビュー版がパブリックプレビュー版だと考えていたが、同社の関係者は、実際には今回公開されたのが最初のパブリックプレビュー版だと筆者に話してくれた)。
Microsoftは2011年秋、パートナーのHortonworksとともに、「Hadoop」ビッグデータフレームワークを「Windows Server」と「Windows Azure」で利用できるようにする計画を発表した。Microsoftは2012年10月、「Hadoop on Windows Server」製品(正式には「HDInsight Server for Windows」として知られている)の最初のパブリックプレビュー版を公開している。
当初は、Hadoop on Windows AzureとHadoop on Windows Serverの両方の完成版を、それぞれ2012年3月と2012年夏に提供するという強引な計画が立てられていたようだ。それ以降、Microsoft関係者は完成版公開の新しい予定日について、口をつぐんでしまった(HDInsight on Azureのテスト版ではない最終ビルドが2013年夏に公開されるかもしれない、といううわさを筆者は耳にしている)。
コーポレートバイスプレジデントのScott Guthrie氏は3月18日のブログ投稿の中で、Hadoop on Windows Azureのパブリックプレビュー版を発表し、「HDInsightは、Windows Azureで動作するHadoopクラスタを迅速に導入、管理、および利用するのに必要なすべてのものを提供する」と書いている。同氏はさらに、興味のある人はこのプレビュー版へのアクセスを申請した後、「Azure Management Portal」内にHDInsightクラスタを作成することができるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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