シャープは3月18日、クアルコムを割当先とした第2次第三者割当増資について、期日までに払込を受けられない状況になったことを発表した。
シャープとクアルコムは、2012年に12月に資本提携を締結。あわせてクアルコムの子会社であるピクストロニクスと技術開発契約を結び、MEMSディスプレイを共同開発することで合意していた。
すでに12月27日に第1次割当増資として約50億円の払込が完了しているが、第2次割当増資は払込期日を2013年3月29日に設定。両社では、ディスプレイモジュールの製品仕様の確立、設備の導入に関する計画作成とその他研究開発に必要な資源、体制の確保、またシャープが連結ベースで2013年3月期下期の営業黒字化を実現することなどを、第2次割当増資の条件としていた。
今回の払込を受けることができない原因として、条件の充足について協議が継続しているためとしている。
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