iOS 26、iPadOS 26、そしてmacOS Tahoe 26には、筆者がずっと待ち望んでいた新機能が搭載される。もっと前からAppleが取り入れていても不思議ではなかった、通話とメッセージのスクリーニング機能だ。単に知らない人との煩わしいやりとりが減るだけではない。個人情報や身元を狙う悪質な詐欺から身を守るためにも役立つだろう。
今回Appleが導入する「Call Screening」は、GoogleやSamsungが提供して実施してきた仕組みに近い。見知らぬ番号からの着信をユーザーに取り次ぐ前に、発信者の用件を確認してくれる仕組みだ。この新機能は、2025年のWWDC基調講演で発表された。
このタイミングでのスクリーニング機能の登場は、非常に理にかなっている。なぜなら今、迷惑電話や電話での詐欺被害が急増しているからだ。Appleの参入は他社より数年遅れではあるものの、今回のアップデートは間違いなく歓迎すべきニュースだ。
さらに嬉しいことに、テキストメッセージにも新たなフィルタリング機能が加わる。知らない送信者から届くメッセージを別の専用フォルダに自動で振り分けてくれるので、求人詐欺や料金徴収を装ったフィッシングメッセージに誤って反応してしまう危険性を大幅に減らせるだろう。
筆者のところにも週に2〜3通はこうした迷惑メッセージが届くが、専用フォルダに隔離されることで、不用意に詐欺リンクを開いてしまう不安が大きく軽減されるはずだ。頻度そのものは変わらなくても、心の平穏は段違いだろう。何より、受信箱がすっきり片付いているのはいつだって気分が良いものだ。
Appleのこの新機能は絶妙なタイミングで登場したとも言える。CNETが最近行った調査によれば、米国人の実に96%が、毎週何らかの形で詐欺メールやメッセージ、電話を受け取っているという。Appleがようやく重い腰を上げたとはいえ、詐欺被害の可能性を少しでも減らせる機能は大歓迎だ。
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この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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