Dropboxは、人気の高い電子メールアプリ「Mailbox」を買収した。DropboxとMailbox開発元がそれぞれのブログ投稿で発表した。
Mailboxチームの説明によると、「Gmail」のメッセージを「iPhone」や「iPod touch」向けに提供するMailboxは今後も残されるものの、Dropboxのような企業に同アプリの成長を支援してもらう必要があるという。Mailboxは、電子メールプロバイダーを増やし、より多くの端末向けにアプリを構築したいと考えているが、従業員14人規模の同社にはそうした作業を行う要員がいないとしている。
「誤解のないように言うと、Mailboxが消えるわけではない。この製品は急速な成長が必要であり、Dropboxに加わることはそれを実現するための最善の方法であるとわれわれは確信している。それに、MailboxがDropboxと結び付いたなら、どのような素晴らしいことができるのか想像してほしい・・・」(Mailboxのブログ投稿)
サードパーティー製の電子メールクライアントであるMailboxは2013年2月に公開され、その入手を希望するユーザーの順番待ちリストは瞬く間に増え続けた。Mailboxによると、同アプリの公開後、同社のサービス容量は2000倍に拡大し、配信する電子メールの数は1日あたり6000万件に達しているという。
一方、Dropboxは、Mailboxが電子メールのオーバーロードという日常的な問題を解消し、作業を簡略化するアプリであり、ストレージを手掛ける同社の使命と合致していると述べた。
「多くの皆さんと同様、Mailboxを見出したとき、われわれもその設計のシンプルさ、快適さ、美しさに心を奪われた。たくさんのメールで一杯になった受信箱をなんとかしようと多くがこれまでに約束してきたが、実際に実現してくれたのはMailboxチームだった」(Dropboxのブログ投稿)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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