12.85インチ、2560×1700ピクセルのディスプレイのアスペクト比は、ほかのものよりも縦に大きい3:2であり、表面はゴリラガラスの層で保護されている。また輝度も、通常より明るい400nitだ。
3:2のアスペクト比が、一般的な16:9のアスペクト比と違う点は、大きく分けて2つある。1つ目は、タッチスクリーンの高さと関係している。タイピングしてから画面のタッチをしようとすると、より縦が短く幅が大きいWindowsのタッチスクリーンよりも少し遠く感じるのだ。これは必ずしも悪いことではないが、気になる程度には大きな違いだ。
2つ目の違いは、3:2のアスペクト比では、縦の空間が大きく取れるということだ(この点では、HDテレビ以前の、より正方形に近い4:3の画面の方向性に戻ったと言える)。もし映画を見ることだけにラップトップを使うのなら、画面の上下に黒い帯が表示される状況に戻ることを残念に思うかもしれない。しかし、Chromebookはクラウド、つまりウェブで使用するものであり、ウェブはデザインの観点から言えば、縦方向に使うようにデザインされている。例えばオンライン上の文書にせよ、小説やブログ、この記事のようなレビュー記事にせよ、縦にスクロールしながら読むようになっている。従って、ウェブでの利用を中心としたデバイスにとっては、これは自然な選択だ。
画面のピクセル密度は1インチあたり239ピクセルだが、これは13インチモデル「MacBook Pro」のRetinaディスプレイの227ppiを上回っており、フォントはスムーズで、グラフィックはくっきりと表示される。Retinaを採用したデバイスの場合と同じで、グラフィックの見た目を最適にするためには、多くのソフトウェアやウェブページを一新する必要があるが、テキストの表示は素晴らしいし、通常の解像度のディスプレイに戻ると残念に感じる。
タッチスクリーンの使用自体は、スムーズな体験だった。Pixelの画面に関してはむしろ、Chromeを使おうとするときに問題を感じることが多いだろう。これは、Chromeがタッチ操作で使いやすいインターフェースになっていないためだ。例えば、Chromeのタブは細いため、正しいタブに切り替えるのに2、3度タップしなくてはならない場合がある。スクリーンを使ったドローやピンチによる拡大縮小に問題はなかった。
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