グーグル、「Chromebook Pixel」を発表--「Chrome OS」搭載製品の最上位機種

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年02月22日 08時19分

 Googleは米国時間2月21日、クラウドコンピューティングを多用するユーザー向けに「Chromebook Pixel」をリリースした。高解像度タッチスクリーンを搭載する1299ドルの同ノートPCは、「Chrome OS」搭載製品の中で主力製品として位置付けられる。

 「限界を押し上げ、卓越したものを構築することが目標だった」と、Chromeおよび「Google Apps」オンラインサービスを統括するエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのSundar Pichai氏はインタビューで述べた。Googleのエンジニアらは2年前、「実現し得る最良の価格で最高のコンピュータを本当に設計したいとしたら、自分たちに何ができるだろうか」と自問しながら、「labor of love」(見返りを目的とせずに好きでする仕事)プロジェクトに着手したという。

 その答えが、今回の3.3ポンド(約1.5kg)のコンピュータで、これまでとにかく低価格が目標だった製品群に、格段に洗練された製品が加わることになった。Chrome OSは、「iOS」や「Windows」といった従来のOS向けに記述されたネイティブアプリケーションではなく、ウェブアプリケーションをブラウザ内で実行するもので、これまでは低価格の消費者向けマシンや管理コストが低い企業向けマシンを対象としてきた。


提供:Stephen Shankland/CNET

 Googleは、これまでの最上位機種である「Samsung Series 5 550 Chromebook」の550ドルを大幅に上回る価格を設定している。Chromebook Pixelは米国において、Wi-Fiのみに対応し32GバイトのSSDを搭載する1299ドルのモデルと、VerizonのLTEサービスを利用する4Gモバイルネットワークを加えた1499ドルのモデルの2機種が提供される。この価格には、「Google Drive」上の1テラバイトのクラウドベースストレージ容量への3年間のアクセスと、インターネットアクセス「GoGo Inflight」の12セッションが含まれる。

 Wi-Fi版は「Google Play」で既に発売されており、LTE版は4月上旬に発売予定だとGoogleは述べた。LTEが米国ほど普及していない米国以外では、Wi-Fi版のみが販売される予定。Bestbuy.comとBest Buyのいくつかの店舗においても、同ノートPCが販売される予定だ。

 Chromebook Pixelの最も顕著な特徴はその画面だ。画面は12.85インチ、2560×1700と非常に解像度が高く、アスペクト比は3:2で画面スペースが通常よりも縦長になっている。「Gorilla Glass」のレイヤに覆われて保護されており、輝度は400nitと通常よりもかなり高い。

 内部については、Chromebook Pixelは1.8GHzのIntel「Core i5」デュアルコアプロセッサと4GバイトのDDR3メモリを搭載している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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