筆者には過去数年間に何度か、何らかのスマートウォッチを身に着けて生活していた時期がある。最近は「Martian Passport Watch」を使っていた。もっと前には、「iPod nano」を「HEX」のリストバンドに装着して使っていた。その前は「SPOT」だった。
筆者はスマートウォッチというアイデアをとても気に入っている。そして間違いなく、最近ではメディアもそうだ。Bloombergの記事や多くの「iWatch」のうわさ、1月のInternational Consumer Electronics Show(CES)に登場したさまざまな腕時計タイプのウェアラブルデバイスは、この領域が1つのカテゴリであるという印象を与えている。
Martian PassportとiPod nanoを比べると、それぞれに良いところがあったが、同時にどちらにも不十分な点があると感じていた。その中間があるはずだ。「Pebble」のようなほかのスマートウォッチはそれを見つけつつあるが、大方の部分では、筆者が考えるiWatchの(あるいはあらゆるスマートウォッチの)理想に合うような新たなスマートウォッチはまだない。
筆者は2012年に、スマートウォッチが次に目指すべきものについての記事を書いた。今回はそのテーマをさらに狭めて、2013年に筆者が購入して身に着けたいと本気で考えるようなスマートフォンに求められる、9つのシンプルなポイントについて書く。スマートウォッチにBluetoothが必要なのは当然だ。そのほかには、次のようなものが必要になる。
腕時計を充電したい人はいないだろう。筆者は今でもケーブルやバッテリが多すぎて、管理できていない。スマートウォッチのバッテリ持続時間には飛躍的な進歩が必要だ。iPod nanoは1回の充電でほぼ1週間動いた。Martian Passportも同じだ。これは何とか許容できる範囲だ。普通の時計は何年も動く。スマートウォッチのメーカーは、長いバッテリ持続時間を実現できなければ、おそらくキネティック充電や太陽充電、または少なくともワイヤレス充電など、何かほかのものを組み合わせてくれるのではないだろうか。
iWatchを誰もがほしがるものにするには、iPodのように音楽をフラッシュストレージに保存するだけでなく、近くにあるスマートフォンやタブレットからさまざまな音楽をストリーミングできるようにすべきだ。音量の調節や曲のスキップ、さらには音楽のブラウジングと再生も、Bluetooth経由で行う。もちろん、昔からあるヘッドホンジャック経由だけでなく、Bluetoothヘッドホン経由でも音楽を聴けるオプションがあれば良いと思う。iWatchは音楽にとって最適なリモートコントローラであるべきだが、小さなインターフェースで使い勝手が悪いようでは困る。
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