iWatchは余分な出費となる買い物だ。「iPhone」や「iPad」に代わるものではない。そのため、Martian Passport(299ドル)よりも、Pebble(150ドル)に近い価格である必要がある。
iPod nanoと腕時計バンドの組み合わせも、Martian Passportも、防水性は備えていないが、多少の防滴性はある。「Jawbone UP」やNikeの「FuelBand」のような健康機器は、汗に耐えられることが求められる。腕に着用するなら水滴にも耐えられる必要がある。われわれは生きており、汗をかくからだ。
スマートウォッチの設定は複雑な手順であることが多く、必ずしも「消費者に優しい」ことを高らかにうたっているわけではない。Martian Passportの無数の機能の中には、かなり操作してみなければ分からないものもあった。スマートウォッチは、物事をより難しくではなく、より簡単にするべきだ。そうでなければスマートフォンに手を伸ばすだけになる。ワイヤレス接続はシームレスであるべきだ。そしてどう考えても、スマートウォッチは良い腕時計でなければならない。腕時計としてのiPod nanoは、時計の盤面は素晴らしいが、時刻を知るためにはボタンを押す必要があった。
こうした項目がすべて備わっていれば、完ぺきなスマートウォッチになる。現在のところ、すべての項目を実現しているウェアラブルデバイスはない。競争の余地はある。
この領域自体があまりに新しく、製品はあまりに流動的なので、スマートウォッチはまだ本当の消費者向けカテゴリになったとは思えない。しかしスマートウォッチは、そうなる準備ができている領域だ。残るは、誰もが買いたいと思うスマートウォッチを作る方法を考え出すことだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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