Kickstarterで評判を呼び、1月初めに開催された「2013 International CES」では多くの参加者の関心を引いたスマートウォッチ「Pebble」の出荷が始まった。
Pebbleは米国時間1月23日、Kickstarterのサイトにある同社のページ上で出荷開始のニュースを発表し、初回出荷分の500台弱を最も早く支援を表明した人たち向けに発送していると説明した。同社によると、この日、もっとたくさんのスマートウォッチを発送したかったのだが、「空港での書類手続きのため」に荷物が足止めされているとのことだ。
Pebbleは2012年にKickstarterで大成功した。資金調達額は目標の10万ドルに到達、その後も金額は急速に膨らみ総額1020万ドルに達した。とはいえ、支援者は製品を実際に手にするまでずいぶん待たされている。調達額が目標に達したのは2012年5月18日のことだ。
Pebbleの販売価格は150ドルで、「Android」と「iOS」の両方に対応している。Pebbleは電子メールやSNSの更新情報を知らせるほか、発信元の情報も表示できる。文字盤には電子ペーパーの技術が使われており、直射日光の下でも表示内容を視認できる。さらにiOSやAndroid版のアプリを使えば、追加の文字盤やアップデートのダウンロードが可能だ。
ただしiOS版のアプリはまだ提供されておらず、リリース日のめども示されていない。PebbleはKickstarter上のお知らせで、アプリは2週間前にAppleに提出したがまだ承認プロセスの途中だと説明している。一方Google Playでは24日からアプリが提供される。
今後は発送可能な数がかなり増える見込みで、1日あたりの製造数は最高1000台に達しているという。なお、現時点で出荷されているのはブラックモデルのみだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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