Appleの「Safari」はモバイルブラウザ市場で圧倒的優位を保っているものの、競合ブラウザにシェアを奪われつつある。
ウェブ調査会社Net Applicationsが2013年2月に実施した調査によると、Safariはモバイルブラウザのトラフィックで55.4%のシェアを獲得したという。これは、同ブラウザのシェアが1月に61%、2012年7月には66%であったことからすると、大きな落ち込みだと言える。
同時に、従来の「Android」機器に組み込まれているAndroidブラウザは、2月のモバイルブラウザのトラフィックで22.8%のシェアを獲得した。2012年の10月および11月のシェアは、この値よりも高かったものの、同ブラウザは長期的に見ればシェアを伸ばしてきている。
また「Opera Mini」も、1月には9.84%にまでシェアを落としていたもものの、2月には12.72%にまで回復しており、2012年3月以来最高の値を記録している。一方、「Google Chrome」は2月、1月の2.02%からシェアをわずかに低下させ、1.96%となっている。それでも、Google Chromeのシェアは長期的に見れば伸びを示している。
モバイル版の「Internet Explorer」は2月に1.58%を記録し、過去数カ月間にわたって着実にシェアを伸ばしてきている。
Net Applicationsのデータは、4万以上のウェブサイトに対する月間1億6000万以上の訪問数に基づいている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」