「Android」向け「Chrome 25」がついに新たにアップデートされた。今回は、安定性、スピード、全般的なブラウザ動作に多数の修正が加えられている。
「Chrome for Android」が最後にアップデートされたのは2012年11月だった。
前回のアップデートからこれまでの間に、Googleは同ブラウザに対し、大幅なバックエンドの改良を加えてきた。Chromeのアップデートを発表する同社ブログの中で、GoogleのプログラマーであるJason Kersey氏は変更点を明らかにしたが、詳細についてはほとんど述べなかった。
Chromeファンにとって喜ばしい最大の改良点は、ChromeのJavaScriptエンジン「V8」が最新版にアップデートされたことである。
その他の変更点としては、ピンチによるズーム時の応答性の改善、スクロール性能の向上、11月のリリース以降のHTML5の変更点に対するサポートの拡張、ダイアル機能や電話機能の使用中にChromeの音声の一時停止を可能とする権限の変更などがある。音声は、電話機能使用時を除き、ブラウザをバックグラウンドで実行している場合でも出力し続ける。
ChromeがAndroidのブラウザ市場に占める割合は引き続き比較的小さいが、より多くのAndroid端末が「Jelly Bean」を搭載して出荷されるようになるにつれ、その状況は変わる見込みである。Jelly Beanは、デフォルトブラウザとしてChromeを提供するAndroidの唯一のバージョンである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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