Googleは米国時間2月28日、「iOS」版の「YouTube」アプリのアップデートをリリースし、ユーザーが動画をゲームコンソールや特定のテレビ、その他のセットトップボックスに送れるようにした。
「Send to TV」(テレビに送る)というこの新機能により、ユーザーは同モバイルアプリと、それに対応したセットトップボックスやテレビを連携させられるようになる。これにより、動画をテレビに表示させながら、モバイル機器をコントロールやその他の情報表示に用いるという、リモコンのような使い方ができるようになる。
Googleは2012年11月、この機能を最初に「Android」版アプリと「Google TV」に搭載した。一方Appleは、iOSユーザーがYouTubeアプリや、その他の動画アプリを用いて動画を「Apple TV」にプッシュできるようにしている。
Googleによると、YouTubeにおける動画視聴の4分の1以上がモバイル機器上で行われているという。iOSについて述べると、2012年9月にリリースされた「iOS 6」から、GoogleのYouTubeアプリはAppleのシステムソフトウェアの一部としては搭載されなくなっている。しかし、Googleは独自のアプリを提供している。
今回のアップデートでは新たなプッシュ機能以外にも、速度の遅いWi-Fi接続上でのストリーミングが改善され、安定性の向上が図られるとともに、アップロードしたいユーザーのために「YouTube Capture」アプリとも連携できるようになっているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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