YouTube、無料で利用できるプロ仕様の撮影スタジオを東京に開設

 グーグルは2月14日、六本木ヒルズ内にスタジオ施設「YouTube Space Tokyo」の開設を発表。2月15日よりオープンする。

 YouTube Spaceはクリエイターの創作活動や世界進出を支援するスタジオ施設として、2012年7月にロンドン、11月にロサンゼルスに開設。東京は3箇所目でアジア地域では初となる。YouTube Space Tokyoでは撮影やレコーディングスタジオ、編集室といった本格的な設備が整っている。

  • YouTube コンテンツオペレーションズ グローバル統括副社長のトム ピケット氏。「日本のクリエイターは特に熱意が高い。彼らを支援するために施設を作った。より質の高いコンテンツが制作されることを期待している」とコメント

  • YouTube コンテンツオペレーションズ アジア太平洋統括部長のデービッド マクドナルド氏。日本におけるYouTubeパートナーの数が急増し、クリエイターの裾野が広がっている背景を説明

 YouTube Space Tokyoのコンセプトとして「学ぶ」「シェア」「クリエイト」を挙げた。セミナーに参加したり最新設備に触れることにより、本格的な映像制作を基礎から学べること。セミナーや上映会などを実施できるトレーニングルームやラウンジ、ミニキッチンなどの施設も用意し、クリエイター同士のコミュニケーションやコラボレーションの促進。本格的なスタジオ施設や最先端の撮影機材、編集ルームの利用により質の高いコンテンツの制作を特徴としている。

 先立ってこの施設で撮影を行っていた劇団スカッシュも登壇。最先端の設備や機材だけではなく、それらを使いこなすために自力で調べるのではなく専門スタッフのサポートが受けられることが大きいと利点をアピールした。

 利用条件としてはYouTubeパートナープログラムへの申し込みが必要だが、利用料は無料。「むしろ、このスペースを利用してどんなコンテンツを作りたいかという企画のほうが重要」(デービッド マクドナルド氏)とし、YouTubeスタッフや撮影内容の調整が必要としている。

  • 劇団スカッシュ

  • スタジオに組まれたセット。これだけのセットを組めるスペースが用意されている

  • グリーンスクリーンがあるスタジオも用意されている

  • レコーディングスタジオ

  • コントロールルーム

  • 編集室は6席用意されている

  • ミニキッチン

  • 控え室には鏡が張られたメイクルームも

  • トレーニングルーム

 なお2月15日19時30分より、オープニング記念としてアーティストのJUJUさんによるライブコンサート配信ならびにGoogle+ハングアウトを使ったファンとの生チャットを実施する。

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