「Windows Phone」ベースの「Lumia」シリーズに続く一歩として、Nokiaがタブレット市場にも進出する可能性が出てきた。
Nokiaの最高経営責任者(CEO)であるStephen Elop氏は米国時間2月3日、同社がタブレットを「非常に詳しく」に調査しているが、公式に発表できるものは何もまだない、とオーストラリアのシドニーで報道陣に対して述べた。Australian Financial Review(AFR)が伝えた。
「Microsoftが『Surface』タブレットを発表した現在、われわれは同市場を非常に詳しく調査し、そこから学ぼうとしている。また、参入するにあたっての正しい手法や時期を見極めようとしている」(Elop氏)
Elop氏は、Androidタブレットの可能性についてもほのめかし、Androidデバイスによって一般的になった7インチという画面サイズには利点があると述べた。NokiaがWindowsとAndroidのいずれを選択するのかを報道陣から質問された際、Elop氏は、Windowsを推しているようだった。しかし、同氏は、広報担当幹部に促されて、何も公式には決定されていないことを付け加えた。
NokiaのMicrosoftとの提携を考えた場合、Windowsタブレットというのは、当然の選択のように思われる。Nokiaは2012年、Windows Phone搭載のLumiaデバイスを強化してきた。広報担当者の注意にもかかわらず、Elop氏は、Windows搭載タブレットに基づくであろう統合について強調した。
Elop氏は、「コンパニオンシップに向けた機会はあらゆるユーザーが求めているものだということについて、留意するのは非常に重要だ」と述べた。「そのため、Windows Phone搭載Lumia 920を考えた場合、Windows搭載タブレット、PC、『Xbox』を持つことは、非常に統合された体験を得るための機会を与えてくれる。われわれが調査していることに関して、われわれの最初のフォーカスは明らかにMicrosoft側に向いている」(Elop氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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