米国時間1月24日に発表された最新の調査結果によると、2012年のスマートフォン出荷台数は過去最高の7億台で、サムスンとAppleの2社が市場シェアの半分を占めているという。
市場調査会社のStrategy Analyticsによると、2012年のスマートフォン世界出荷台数は2011年比で4億9050万台増加したが、前年比成長率は43%で2011年の64%から縮小したという。同社は成長率鈍化の原因として、北米および西欧市場の飽和を指摘している。
同社は24日のブログ投稿の中で、「サムスンとAppleは大規模なマーケティング予算、広範な販売チャネル、魅力的な製品ポートフォリオによって、スマートフォン業界に対する支配力を強めている」と述べた。
サムスンは全世界で2億1300万台のスマートフォンを出荷し、30%の市場シェアを獲得した。これまでのスマートフォン出荷台数記録はNokiaが2010年に達成した1億台だったが、サムスンはこれを大きく上回った。今回の調査結果によると、サムスンはハイエンドの「GALAXY Note II」ファブレット(電話とタブレットの中間的なデバイス)からローエンドの「GALAXY Y」まで、幅広いモデルで成功を収めたという。
Appleは2012年、前年比46%増となる1億3580万台のスマートフォンを出荷し、19%の市場シェアを獲得した。同社は北米での旺盛な需要の恩恵を受けたが、アフリカなどの新興市場における存在感の低さが足を引っ張った、とStrategy Analyticsは述べている。
Nokiaは2012年、第3のスマートフォンメーカーとしての立場を維持したが、同社の市場シェアは16%から5%に縮小した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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