新たな報道によると、MicrosoftはDellの株式非上場化を支援するため10億~30億ドルを出資する可能性があるという。
CNBCのDavid Faber氏は情報筋の話として、MicrosoftがDellの最高経営責任者(CEO)であるMichael Dell氏およびDellの買収を模索しているプライベートエクイティ(PE:未公開株投資)会社のSilver Lake Partnersと協議していると述べた。Faber氏は、この出資によって必ずしもMicrosoftによるDellの株式保有率が大幅に高まるわけではないが、取引を完了するのに必要な資金を調達する助けになるだろうと指摘している。
DellとMicrosoftはどちらもコメントを拒否した。
Bloombergは米国時間1月14日、Dellが株式の非上場化を検討していると初めて報じた。15日にはThe Wall Street Journalが独自の取材でこれを追い、Silver LakeとDell氏のほか、少なくとも1つの他の投資者が220億~250億ドルでレバレッジドバイアウト(LBO)の実施を目指していると伝えていた。
Microsoftが他のハイテク企業に出資するのは今回が初めてではない。ここ数年ではFacebook、Barnes & Noble、Comcastに資金を提供しており、またAppleが苦境の際には同社にも出資した。だが、Dellのように緊密なパートナーへの出資は、Microsoftにとって注意が必要かもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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