Dellのグローバルオペレーション担当プレジデントのJeff Clarke氏はテキサス州オースティンで開催されているDell World 2012カンファレンスで、同社が今もPC事業の「長期的な見通し」を立て、「明るい」展望を抱いていると述べた。
ComputerworldUKによると、同氏は「今後20年で18億人から49億人へと増えるミドルクラスと、そこでのPCの機会に注目している」と述べたという。エンタープライズ市場でクラウドやBYOD(Bring Your Own Device)が広がり、プライベートと仕事用の端末の区別がつきづらくなる中、Dellでは、状況を助けるチャンスだと考えている。
PCメーカーらがタブレットやスマートフォンを擁しポストPC市場に参入する中、Clarke氏はモバイル分野への移行が進む状況にかかわらずDellは独自のスマートフォンを開発しないと述べた。
Dellは2012年にスマートフォン事業から撤退し、いずれもう一度やり直す意向を示していた。
Clarke氏はComputerworldUKに「われわれはスマートフォンについては実に明確に示してきた--スマートフォンを扱うことはない」「われわれはスマートフォンのハードウェア事業はやらない。スマートフォンのソリューションを提供し、市場に好まれるBYODソリューションのプロバイダーになる」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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