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グーグルはFacebook「Graph Search」を警戒すべきか--検索をめぐる新たな争い - (page 3)

Casey Newton (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年01月23日 07時30分
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 米CNETは本記事のためにGoogleにコメントを求めたが、回答を得ることはできなかった。しかし、検索に対する同社の理念は明白だ。Googleは、あなたが誰であるか、そして、Facebookと違ってあなたが誰を知っているかに関係なく、あなたの質問に答えたいと思っている。有益なお勧め情報を得られるかどうかが、友達がおいしい中華料理の店に行ったことがあるかに左右されるというのは非常に大きな問題点だとGoogleは考えている。もちろんFacebookは共有する情報がある場合に、友達からのお勧め情報をあなたに提示するだろう。しかしGoogleはそうした情報がない場合でも、あなたの質問に答えたいと思っている。

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 FacebookはGraph Searchを発表したとき、同製品と「ウェブ検索」の違いを強調した。同社によると、ウェブ検索は答えを返すのではなく、答えを返してくれそうなほかのウェブサイトへのリンクを返すだけだという。重要なのは、Googleが「青色のリンク10件」から先に進む試みを何年も前から行っているということだ。Knowledge Graphは、検索結果ページ自体に答えを表示する最新の取り組みにすぎない。Facebookでさえも青色のリンクを超越できていない。「Bing」と提携しているため、ユーザーはFacebook内でウェブ検索を実行できる。

これから始まる戦い

 Google検索の主要な検索カテゴリの中には、Facebookの検索分野進出の影響をまだ受けていないものもいくつかある、ということを指摘しておくべきだろう。そうしたカテゴリには、動画検索や製品検索、フライト検索、地図などがある。

 しかし、Graph Searchはまだベータ段階にある。Rasmussen氏とStocky氏の両氏は、これからやるべき仕事が「何年分」も残っていると述べた。現在のところ、Graph Searchは英語のみに対応しており、厳選された少数のベータテスターに提供されている。近況アップデートやノートを検索することはできない。配管工のような情報に関するレコメンデーションエンジンは「Like」をつけたかに大きく依存するようだ。Facebookで配管工に「Like」をつけたことのある人はどれだけいるのだろうか。

 とはいえ、Graph Searchがどこに進もうとしているのかを想像するのは簡単だ。そして、ベータ段階でさえ、Facebookがほかの誰よりも秀でている検索分野が1つある。それは写真だ。Facebookは世界最大の写真保管所である。そして、Graph Searchは機能的な上に楽しい方法で、それらの写真を検索可能にする。同製品は自惚れを満たす検索(「自分の写真」)、気味の悪い検索(「友達の友達で、恋人のいない人の写真」)、純粋な探究心を満たすための検索(パリの写真、子犬の写真、1980年に撮影された写真)を処理する。それは落ちると楽しいウサギの穴で、その楽しさはWikipedia、もっと適切な例を挙げるなら「Google Images」と全く同じである。

 もしFacebookがGraph Searchの写真に関連する部分を構築したように残りの部分を構築したら、Googleにとって心配の種になるのかもしれない。それまでの間、Googleは同社版の「スタートレック」コンピュータを構築し続けるだろう。そのコンピュータは、あなたのソーシャルなつながりに関係なく、質問に完璧に答える。そして、Googleがそれに取り組んでいる間、同社の元従業員が率いるチームは、検索に対するわれわれの期待を根底から覆す作業に追われて忙しい日々を過ごすだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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