Googleの最高経営責任者(CEO)Larry Page氏は、WiredのSteven Levy記者との新たなインタビューで多くの話題について語ったが、われわれが最も強い印象を受けたのは、Facebookに対する次のような批判めいた発言だった。
「彼らはその分野に強い企業だが、製品については非常にやり方が下手だ。われわれが成功するためには、他の企業が失敗しなければならないのだろうか?そんなことはない。われわれは他社と違うことをしているのだから」(Page氏)
残念ながら、どの製品に対して不満を感じているのかについて、Page氏は詳しく述べていない。このインタビューは、Facebookが米国時間1月15日に「Graph Search」を発表するよりも前に行われたものだ。FacebookはGraph Searchで、Googleの中核事業分野への進出と言えそうな試みを開始している。
Page氏の意図がどこにあったかはともかく、同氏はGoogleのソーシャルネットワーク「Google+」にはまだ成長の余地が十分にあると述べ、Googleが検索市場に進出した際もその分野は飽和状態だった事実を指摘した。
Page氏はLevy記者に次のように語っている。「これらの分野に1社が成功するだけの余地しかないというのは言語道断だと思う。われわれが検索事業を始めた時、誰もが『君たちは失敗する。検索企業はすでに5社もあるのだから』と言った。われわれは、『当社は検索企業だが、他社とは違うことをしている』と言い返した。私はあらゆる分野に対してこのような見方をしている」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」