Lenovoは、教育市場を対象とした同社の「ThinkPad X131e」の新しいバージョンを発表した。これにより「Chromebook」の分野に参入する。耐久性に優れた同Chromebookは、小学校に通う生徒による乱暴な扱いに耐えるように設計されており、教育市場のみを対象に提供される予定だ。
「Windows」を搭載したThinkPad X131eは既に教育市場向けに販売されているため、Lenovoは今回の新しいChromebookモデルによって、Googleの「Chrome OS」を搭載するChromebookを同社の「ThinkPad」ブランドとしてうまく展開できるかを検証しようとしている。
Lenovoは、それぞれの学校が用途に応じて構成できるようにカスタマイズ可能な状態でChromebookを提供する予定だ。しかし、どのようなカスタマイズが可能かについては、まだ詳細を明らかにしていない。
ThinkPadブランドのChromebookは11.6インチ型で、Intelプロセッサ、アンチグレア画面(1366x768)、USBポート3つ、ウェブカメラを搭載し、重量は3.92ポンド(約1.8kg)になる予定。また、搭載されている6セルバッテリは、学校での1日を通して持続可能であるとLenovoは述べている。
GoogleのChrome OS製品管理担当ディレクターを務めるCaesar Sengupta氏は、「Chromebookは現在、1000校を超えるK-12(幼稚園から高校まで)の学校で使用されており、コスト効率が高く、従来のノートPCやタブレットよりも管理と維持が容易であるため、1人1台の端末として理想的である」と述べた。「Lenovoは、耐久性と信頼性に優れたノートPCを製造しているとして教育現場において高く評価されているため、われわれは同社と提携してThinkPad X131e Chromebookを発表することをうれしく思う」(Sengupta氏)
新しいThinkPad X131eは米国時間2月26日から、学校向けの特別価格で提供開始される予定。
Googleは、ハードウェアとサポートを含む低い固定のサブスクリプション価格で学校向けにChromebookを提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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