Googleは、「Windows Phone」ユーザーがモバイル版「Internet Explorer(IE)」経由で「Google Maps」にアクセスできないようにし、それらのユーザーをGoogle.comに転送していたが、先日約束したように、今回そのリダイレクト措置を撤廃した。
このリダイレクト措置は先週、ニュースで大きく取り上げられた。そして、Windows Phoneユーザーがリダイレクトされるのは、モバイル版IEの機能が不十分だからではなく、皮肉にもMicrosoftの過去の行動を踏襲し始めたGoogleが競争を有利に進めるための行動を取ったからだ、とさまざまなニュースメディアが示唆した。
もちろん、Googleは米連邦取引委員会(FTC)による独占禁止法違反の追及をかわしたばかりで、依然として、欧州連合(EU)による調査に直面している。
Google Mapsをめぐる先頃のニュース報道を受けたGoogleは米国時間1月5日、声明を発表し、次の通り述べた。「われわれが最後に実施したテストで、モバイル版IEは依然としてパンやズーム、基本的な地図機能を実行する能力を備えておらず、良好な地図体験を提供できていなかった。そのため、モバイル版IEユーザーをGoogle.comにリダイレクトし続けることに決めた。Google.comでは、モバイル版IEユーザーは少なくともローカル検索を実行することができる」。同社は、リダイレクト措置の撤廃に取り組んでいると述べていた。
さまざまなニュースメディアによると、現在、Windows PhoneでGoogle Mapsは正常に機能しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」