Appleは、同社の多様なアプリストアでリリースされた中から選定した優れたソフトウェアを発表した。
以前は「iTunes Rewind」と呼ばれていたが、シンプルに「ベスト(Best of)」という呼び方に戻り、担当者が「iOS」と「OS X」向けの「App Store」から選択したものだ。
米国で「iPhone」向け最優秀アプリ(App of the Year)を獲得したのは、Bad Robotの「Action Movie FX」だ。これは、コンピュータで生成した一連のアクション場面を、ユーザーがiPhoneや「iPad」上で撮影した動画に合成するというもの。同ソフトは、実際には2011年12月に登場していたが、開発元は2012年10月にバージョン2.0を提供している。一方、Ubisoftが2.99ドルで提供している「Rayman Jungle Run」は、年間最優秀ゲーム(Game of the Year)となった。
「iPad」向けについては、FiftyThreeが提供する描画アプリケーション「Paper」が(最優秀アプリに)選ばれた。この無料アプリは3月に登場した後、かわいらしいUIだけでなく、追加のブラシなど追加のツールを提供して課金することで話題となった。Appleは、iPad向けの年間最優秀ゲームには、Fireproof Gamesの謎解きゲーム「The Room」を選出した。
リストを締めくくる「Mac」向けについては、Action Movie FXと同様、2011年にリリースされた有料の日記ソフト「Day One」が選ばれた。ゲームについては、Appleは「Dues Ex: Human Rvolution - Ultimate Edition」に最優秀賞を授与した。同ソフトは、Appleが6月のWorldwide Developers Conference(WWDC)の「Mac Developer Showcase」の一部でデザイン賞を授与したものだ。
Appleは、アプリやゲームとともに音楽や映画、テレビ番組、書籍、Podcastなどのコンテンツについてもベスト作品を選出し、リストに挙げた。完全なリストはiTunes内で見ることができる。
Appleは、iTunes上の「最優秀」作品の選出を数年間続けているが、以前は担当者による選考よりも、最もよく売れた楽曲を強調していた。後に、同社は音楽以外のコンテンツに関しても独自に選択し、発表するようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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