米国時間12月13日に「iTunes」に復活した「Google Maps」が、提供開始から数時間で既に「iPhone」用人気アプリケーションの首位に躍り出ている。本記事執筆時点で8000件近くのレビューが寄せられ、そのほとんどすべてで5つ星の評価が付いている。
このアプリケーションは、「iOS」に標準搭載されていたときの機能をすべて搭載するとともに、外観や操作性が改善されている。
目的地はテキストまたは音声入力で検索できる。具体的な住所だけでなく、会社や建物の名称にも対応する。また、車、徒歩、公共の交通機関の中から、目的地までの移動手段を指定することも可能。ターンバイターン方式の音声ナビゲーション機能も搭載する。
画面は、交通状況や路線図、航空写真へと簡単に表示を切り替えられる。「Street View」モードでは、スワイプ操作によってさまざまな場所の約360度のパノラマを表示する。
すべてのiOS端末向けに単一のバージョンのみが提供され、「iPad」に最適化されたバージョンはまだ提供されていない。この点を除けば、同アプリケーションはiOSへのスムーズな復活を遂げたといえる。
Google Mapsは9月に「iOS 6」が公開されるまでiOS端末用の標準の地図として採用されてきたが、Appleの自社製の地図ソリューションにその座を奪われた。Appleの地図には稚拙なエラーが多く含まれ、同社はApp Storeでほかの地図アプリケーションを推奨するようにさえなった。またAppleのiOSソフトウェアを統括していたScott Forstall氏は、地図アプリケーションの不備を謝罪する書簡への署名を拒んだために辞職させられたと報じられている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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