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MSバルマーCEO、株主総会で「デバイスとサービス」の企業への変化を強調

Jay Greene (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 長谷睦2012年11月29日 11時35分
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 ワシントン州ベルビュー発--Microsoftで最も良く知られた製品は「Windows」かもしれない。同社の生産性スイート「Office」も、世界中の膨大な数のコンピュータで稼働している。だがMicrosoftの最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は、米国時間11月28日に開催された年次株主総会で、同社が今後はデバイスとサービスの企業とみなされるべきだという点を特に強調した。

 「当社にとって、まさに新しい時代だ」と、Ballmer氏は株主を前に語った。


提供:Jay Greene/CNET

 「デバイスとサービス」というスローガンはBallmer氏がここ数カ月にわたって繰り返してきたもので、10月に公開された株主への手紙にも盛り込まれていた。これはMicrosoftにとって重要な転換だが、同社が消費者向け製品の分野でAppleやGoogleといったライバルたちと競争を繰り広げる中では、遅すぎた変化と捉える向きもあるかもしれない。

 デバイスとサービスへの注力は、Microsoftの経営や製品開発の方法を変えていくと、Ballmer氏は述べた。

 「われわれは、魅力的でシームレスなサービスに徹底して注力するつもりだ」(Ballmer氏)

 Microsoftは、今後も生産性ソフトウェアのオンライン版「Office 365」などのサービスを自社で販売していく意向だ。さらに同社の新OSの軽量版「Windows RT」を搭載する新しいタブレットコンピュータ「Surface」など、これらのサービスを使用する際に最高の体験をもたらすデバイスも開発していく。

 「われわれはこの1年、大きな進歩を遂げた。この先の展開に私はこの上なく興奮している」とBallmer氏は語り、さらに「われわれはかつてないほど強力な製品ラインを揃えている」と述べた。

 Ballmer氏のプレゼンテーションが終わると、ある株主から質問が出た。Appleがタブレットで躍進したのはなぜか、Microsoftは共同創業者のBill Gates氏がAppleより何年も前からタブレットPCを提唱していたにもかかわらず、なぜこれらの製品は失敗したのかと、この株主は同氏を問い詰めた。これに対しBallmer氏は、同社のこれまでの取り組みが期待通りにいかなかったことを認めた。

 「後から考えると、もっと別のやり方があったと思う点はいくつかある」とBallmer氏は述べ、「ハードウェアとソフトウェアについて適切な連携を図るのは、両方の製品を手がけていないと難しいこともある」と説明した。

 デバイスとサービスの企業として、こうした問題が二度と起きることはないとBallmer氏は述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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