「Windows RT」は、Microsoftのタブレットである「Surface with Windows RT」と、同社のOEMパートナーのPC数機種に搭載されるかたちで1カ月近く前に登場したものの、そのサポートポリシーについてはこれまで明らかにされていなかった。
しかし今回、その内容の一部が明らかにされた。Microsoftは同社のサポートライフサイクルページを更新し、Surface with Windows RTのサポートが約4年間になることを正式に明らかにした。この4年間という年数が、一般の大学を留年せずに卒業するまでに必要な年数と一致しているのは、偶然ではないだろう。
MicrosoftによるWindowsのサポートは通常、コンシューマー向けと企業向けの製品ともに5年間となっており(これは「メインストリームサポート」期間と呼ばれる)、企業向けの製品にはさらに5年間の「延長サポート」も提供されている。
しかし、Surface with Windows RTはハードウェアとソフトウェアが一体化された製品であるため、異なったルールが適用される。Microsoftは同製品の「メインストリームサポート終了日」を初期リリース日から4年半近く後の2017年4月11日と定めている。なお、同製品はコンシューマー向けと見なされているため、「延長サポート終了日」というものは存在しない。
Microsoftの現行ポリシーでは、「コンシューマー向けのハードウェア製品については、少なくとも4年間のメインストリームサポート」を提供するとされている。
メインストリームサポート期間中は、「サポートライフサイクルを通じてハードウェアの修理や交換、部品提供が可能となっている。サービスは、保証が適用される製品であれば無償で、適用されない製品であれば有償で提供される」。また、「ソフトウェアやファームウェア、そしてハードウェアに組み込まれているOSに対してはアップデートが提供される(ただし、端末に搭載されているOS向けのサポートライフサイクルポリシーが適用されるSurfaceは除く)」とされている。
詳細はFAQページに記述されている。同ページには、「Surfaceデバイスに関しては(Xboxなどのハードウェア機器とは異なり)、デバイスにインストール、組み込み、またはダウンロードされたソフトウェアには、そのソフトウェアに対して用意されているソフトウェアライフサイクルポリシーが適用される」、また「ハードウェアサポートライフサイクルポリシーはSurfaceのハードウェアに対してのみ適用される(上述のようにSurfaceのソフトウェアに対しては適用されない)。Surfaceデバイスについては、このポリシーの適用範囲はタブレット端末と、ハードウェアベースのアクセサリのみとなる(このためソフトウェアに関連するアクセサリ、例えばケースには適用されない)」と記述されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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