米国際貿易委員会(ITC)の行政法審判官は、サムスンとの特許訴訟でAppleを支持する判断を示した。
米国時間10月24日に出された仮決定でThomas Pender審判官は、Appleが保有する「iPhone」の意匠1件とソフトウェア機能に関する特許3件について、サムスンがこれらを実際に侵害していると述べた。ただし、Appleの他の2件の特許クレームについては、侵害は認めらないとした。
対象製品の米国での販売禁止につながる可能性のあるこの裁定は予備的なもので、ITCの6人のフルメンバーから成る委員会で承認される必要がある。
サムスンは、今回の仮決定は製品価格の高騰を招くものだと主張し、ITCの最終判断について「自信」を持っているとコメントした。
Appleの広報担当者はコメントを拒否した。
Appleは2011年7月、サムスンがスマートフォン6機種と「GALAXY Tab」の2機種で、特許5件と意匠2件を侵害していると主張して同社を提訴した。Appleはその後、訴訟対象特許から1件を除外し、他の2件の特許についても特定のクレームを取り下げた。
ITCの最終決定は2013年2月19日に下される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」