米ヤフー第3四半期決算、予測を上回る--M・メイヤーCEO就任後初の四半期業績

Charles Cooper (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年10月23日 07時08分

 新しい最高経営責任者(CEO)を迎えた米Yahooが新しい様相を見せている。少なくとも1四半期については、である。

Marissa Mayer氏
Marissa Mayer氏
提供:James Martin/CNET

 Yahooは米国時間10月22日、第3四半期(9月30日締め)決算を発表した。調整後の利益は1株あたり35セントで、前年同期の21セントから増加した。売上高は12億ドルで、前年同期の12億2000万ドルから減少している。

 アナリストらは、Yahooの売上高を約10億8000万ドル、1株あたり利益を25セントと予測していた。

 新しく同社の最高経営責任者(CEO)に就任し、今回が就任後初の決算報告となったMarissa Mayer氏は、「Yahooの第3四半期は堅調だった。われわれは検索とディスプレイ関連の売上高が安定していることに手ごたえを感じている」と述べた。「われわれは、Yahooの長期的な成功を確保するための重要な手順を踏んでおり、品質とユーザーエクスペリエンスの向上に焦点を当てたわれわれの取り組みが、広告主、パートナー、そして株主の価値増大につながると確信している」(Mayer氏)

売上高の主な内訳は次のとおり。

  • トラフィック獲得コスト(TAC)を除いたディスプレイ売上高:4億5200万ドル(前年同期と変わらず)
  • GAAPベースのディスプレイ売上高:5億600万ドル(前年同期の5億200万ドルから1%増)
  • TACを除いた検索売上高:4億1400万ドル(前年同期の3億7400万ドルから11%増)
  • GAAPベースの検索売上高:4億7300万ドル(前年同期の4億6700万ドルから1%増)

主な発表内容
主な発表内容
提供:Yahoo

 7月16日付けでCEOに選任されたMayer氏はこれまでのところ、株価を動かすことはできずにいる。YahooがMayer氏のCEO就任を発表した日に15.65ドルだった同社株価は、それ以来ほとんど動きがなく、10月22日の終値は15.77ドルだった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]