米Yahooの最高経営責任者(CEO)であるMarissa Mayer氏は、男児の出産後、職場への完全復帰を遂げた初日に新しい方針を発表した。Googleで営業部門の最高幹部を務めるHenrique de Castro氏が、まもなく同社の最高執行責任者(COO)として着任する予定だ。
Mayer氏が近々かつての同僚を引き抜くことを最初に報道したAllThingsDによると、de Castro氏(47歳)はGoogleでメディア、モバイル、プラットフォーム担当プレジデントを務めた後、出版関連の部門を率いているという。
規制当局への提出書類によると、この移籍によってYahooには6000万ドル以上のコストがかかる可能性があるという。de Castro氏は60万ドルの基本給に加え、Yahooでの在任期間と在任中の同社実績に応じて、3600万ドルを上限とする株式が付与される。同氏はさらに、Googleにとどまっていれば得られたであろう給与の補償として100万ドルと、まだ授与されていないGoogle株式の補償として2000万ドル相当の株式を得る予定だ。
Mayer氏は声明の中で、「Henriqueはとても完璧で緻密なビジネスリーダーであり、Yahooの強力なリーダーシップチームに迎えることになり個人的にわくわくしている」と述べた。
一方、de Castro氏はYahooの「高品質のコンテンツや新たに重点を置いている画期的なユーザー体験と圧倒的な閲覧数」を称賛した。
「これはYahooの歴史の中で重要な節目であり、将来性を強く信じている」と同氏は述べた。「Marissaやチームに合流して新たなスタートを切るのが待ちきれない」(同氏)
de Castro氏はGoogleに参加する前はDellに2年間勤務し、欧州での販売と業務開発を管理した。同氏はまたMcKinsey & Coのコンサルタントを務めていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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