「iPad」関連の意匠をめぐってAppleがサムスンを訴えた英国での訴訟で、Appleの不服申し立てが棄却された。
英国高等法院の判事は、現地時間10月18日午前に行われた審理でサムスンを支持する決定を下し、サムスンの「GALAXY Tab 10.1」はiPadに関するAppleの意匠を侵害していないとの判断を示した。
当初の訴訟は7月に判決が出ており、この件を担当したColin Birss判事はサムスンのタブレットについて、ソフトウェアが競合するAppleの製品のような「極端なシンプルさ」を備えていないため、iPadほど「格好良く」ないと述べていた。
このときの訴訟でBirss判事は、Appleが英国の新聞各紙および同社のウェブサイトに「広告」を掲載して、サムスンがAppleの意匠を侵害しておらず、したがって英国の法律に違反したわけではない旨を明記しなければならない、とも命じていた。
Appleの英国法人は、法廷での争いによりAppleが残した「良くない印象を正す」ため、ウェブサイト上に6カ月間バナーを掲載しなければならない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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