英国の裁判所はAppleに対し、同社の英国ウェブサイトと英国の新聞紙上に、サムスンが「iPad」の意匠を模倣していなかったことを消費者に知らせる通知を掲載するよう命じたという。Bloombergが米国時間7月18日に報じた。
Colin Birss判事は、通知を掲載することでサムスンのタブレット「GALAXY Tab」はAppleの意匠を侵害していないという同裁判所の英国時間7月9日の判決を説明する必要があると述べている。
サムスンの企業イメージを回復するために、通知は6カ月間、複数の新聞紙と雑誌に掲載されなければならない。Appleの弁護士は、競合製品の広告を発行するに等しい行為だと主張したが、判事はサムスンの名誉回復の方が重要であると判断したようである。
Birss判事自身も7月6日の判決で、サムスンのタブレットがiPadほど「格好良くない」ため消費者が混同するとは考えにくいと述べており、自らもサムスンの企業イメージを少し傷つけた恐れもある。
サムスンは、GalaxyがAppleの意匠を侵害したと公式にAppleが発表することを禁止するよう求めていたが、同判事は、Appleには独自の意見を述べる権利があるとして、これは却下した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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