IBM、第3四半期決算を発表--売上高は前年同期を下回るも、利益は堅調

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2012年10月17日 12時52分

 IBMが発表した第3四半期決算によると、売上高は前年同期比5%減の247億ドル、利益は38億ドル(1株あたり3.33ドル)だった。なお、非GAAPベースでの利益は1株あたり3.62ドルだった。

 金融アナリストらはIBMが同四半期の売上高として253億6000万ドル、1株あたり利益として3.61ドルを計上するものと予想していた。IBMによると、リテール・ストア・ソリューション事業を売却したことにより、売上高が1%減少したという。

 IBMは第2四半期決算の発表時と同様に、2012年通期では少なくとも1株あたり15.10ドルの営業利益を計上できるとの見通しを示した。金融アナリストらは現時点で、同社の1株あたり営業利益として15.15ドルを予想している。

 決算の詳細は以下の通りである。

  • 第3四半期の米国における売り上げは前年同期比4%減の104億ドルとなり、欧州、中東、アフリカ地域では前年同期比9%減の72億ドルとなった。これに対してアジア太平洋地域の売り上げは前年同期比1%増の65億ドルとなった。
  • 同四半期におけるBRIC諸国を含む成長市場の売り上げは4%増となった。なお、最もふるわなかったのはブラジルだった。
  • グローバル・テクノロジー・サービス事業の売り上げは前年同期比4%減となり、グローバル・ビジネス・サービス事業の売り上げは前年同期比6%減となった。
  • ソフトウェアの売り上げは前年同期比1%減の58億ドルとなった。また、同社のミドルウェア製品(「WebSphere」や「Information Management」「Tivoli」「Lotus」「Rational」)の売り上げは前年同期比1%減の36億ドルとなった。
  • ハードウェアの売り上げは前年同期比13%減の39億ドルとなった。「System x」と「System z」「Power Systems」の製品売り上げはいずれも落ち込んだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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