IBMの第2四半期(6月30日締め)の決算は、期待を上回る内容だった。だが、為替変動による打撃を受け、売上高は予想を下回った。
IBMが第2四半期に計上した売上高は前年同期比3%減の258億ドル、利益は39億ドル(1株あたり3.34ドル)だった。為替の影響で売り上げは10億ドルほど削られた格好だ。非GAAPベースでの利益は1株あたり3.51ドルだった。
金融アナリストらはIBMが同四半期に262億7000万ドルの売り上げ、1株あたり3.42ドルの利益をあげるものと予想していた。
同社は2012年通期では少なくとも1株あたり15.10ドルの営業利益を順調に計上できるとの見通しを示した。
一言で言うと、IBMは堅実な支出管理を行って利益目標を達成したものの、売り上げの成長は為替変動に阻まれた。米国ドルをベースにする企業はドル安基調にあるときに業績を伸ばしやすい。
クラウド、アナリティクス、Smarter Planetの売り上げを除く分野では売り上げが振るわなかった。最高経営責任者(CEO)のGinni Rometty氏は声明において、成長のための力強い取り組みや高付加価値の投資機会に楽観視していると述べた。
アナリストとの電話会議で、IBMの最高財務責任者(CFO)Mark Loughridge氏は以下のように述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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