LGがいよいよ、自社製「Nexus」スマートフォンを手に入れることになる。先頃発表された主力端末「Optimus G」がベースとなるという。米CNETがこの情報を入手した。
本件に詳しい人物によると、同スマートフォンは、2012年10月末に発表される見込みだという。Optimus Gと一部同様の仕様を採用しているが、Nexusプログラムに適合するよう修正される。GoogleとLGは、同製品について名称をまだつけていない。
Nexusスマートフォンは、特に米国において、LGの評判に大きな効果をもたらす可能性がある。同社は、米国においてスマートフォンで名声を得ようと苦戦している。Nexus端末は、最新版の「Android」(今回はAndroid 4.2)を披露するために使用されており、AndroidコミュニティーでAndroid搭載端末メーカーについての噂を巻き起こすことが多い。
今回の情報は、LGがNexusスマートフォンに取り組んでいるという複数の報道がある中で登場したものだ。MoDaCoは同端末についての詳しい仕様を掲載している。
Optimus Gと同様に、新しいスマートフォンはQualcommのクアッドコアプロセッサ「Snapdragon」、2GバイトのRAM、1280×768 True HDディスプレイ、8メガピクセルのカメラ、取り外しのできないバッテリを搭載するとみられる。また、MoDaCoによると、microSDスロットは搭載されず、内部ストレージの種類は8Gおよび16Gバイトのみという。
ただし、前述の人物によると、Nexusスマートフォンを新たに発表するのはLGだけでない可能性があるという。実際に、複数の携帯電話機メーカーが何とかしてNexus端末を作ろうとしているという噂がある。
サムスンは最新機種として「Nexus S」「Galaxy Nexus」の2製品を作り、ASUSは「Nexus 7」タブレットの開発を支援した。また、HTCは初代「Nexus One」を作成したのに対し、LGはこれまでNexusプログラムに参加する機会を逸してきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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