シナジーマーケティングは8月27日、顧客間でデータの蓄積や分析、共有ができるマーケティングシステム「Synergy!360」に、新機能を搭載したことを発表した。
Synergy!360は、自社のマーケティングデータや、個人情報を除く他社の統計データ、特定キーワードに関するツイートなどを抽出して蓄積。それらのデータを独自のアルゴリズムに基づいて分析し、コンテンツやデバイスなど、企業それぞれに最適なマーケティングプランを提案するマーケティングシステム。
今回新たに搭載されたのは、まず、ウェブプロモーションをワンストップで運用できる「キャンペーントラッキング機能」と「キャンペーンレポート機能」。
キャンペーントラッキング機能は、Synergy!360が発行するトラッキングタグをサイト上に埋め込むことで、流入からコンバージョンまでの2地点間のキャンペーン効果を測定できる機能。キャンペーンレポート機能は、キャンペーンに対する「流入数」「コンバージョン数」「離脱数」をマルチチャネルで計測しレポートする機能となる。
また、メールのクリック、フォームからのコンバージョン、商品サイトへのアクセス、ソーシャル上の行動履歴など、顧客のネット上の反応をスコアとして個人に紐づけし、優良顧客層を可視化できる「スコアリング機能」を搭載。
Facebook、TwitterなどソーシャルメディアのIDで応募可能なキャンペーンを作成できる機能と、その情報を拡散させる機能を搭載した「ソーシャルメディアプロモーション機能」や、顧客のアクセス端末に応じて、登録や申込み、プレゼント応募などのフォームを自動で最適化表示する「スマートフォン対応機能」も、新たに追加された。
今後は、直近2~3カ月の間にスコアリング、各種レポート機能の強化、ソーシャル機能の拡張を進めていく予定。また、年末を目処にキャンペーン最適化機能をリリースするとしている。
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