第5回 顧客タイプ別対応法(その2) - (page 2)

主導型のお客様
主導型の特徴

 ビジネス志向で主張度が高いタイプを「主導型」と呼びます。このタイプの人には次のような特徴があります。

  •  力強い自己主張、効率重視、我が強い
  •  チャレンジ、変化を望む
  •  いろいろなことが起こり停滞すると我慢できなくなる傾向
  •  自分を動機付ける要因:具体的成果
  •  恐れること:利用されること
  •  信頼構築で重視すること:一貫性
  •  
    主導型への対応

     主導型のお客様は、基本ニーズとして「自分で決めたい」「革新的な決定をしたい」「リーダーシップを取りたい」と考えています。したがって、このタイプの人への対応のポイントは、何はともあれ相手に決めさせることです。しかもありきたりのことが嫌いですから、何か革新的で創造的な決定であると思わせることが必要でしょう。また、意思決定は効率よく、ムダを省いて、難しいことに挑戦する、という場面が適しています。


    主導型へのアプローチ
  •  物事について考えるときに原理原則から考え、全体像を把握する
  •  物事の概念や理屈と関連付けながら話を進める
  •  ユニークなアイデアをだせるよう、異なった視点からものを見る
  •  他人と異なること、革新的であることに自信をもって話す
  •  要所要所で相手のアイデアや意思決定を褒める

  • 主導型に対して、してはいけないアプローチ

     相手は自分で決めたいのに、営業担当者が知識をひけらかし、見識で挑戦するような態度がみえたら主導型の人には嫌われます。決して営業担当者がリードしないで、相手に意思決定をさせなければいけません。

     前回から続いて4つの顧客タイプを解説してきました。あなたのお客様はどのようなタイプでしょうか。タイプに基づいてあるべきアプローチをしっかり考えて、ソリをマネージしていきましょう。

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