「Google Wallet」がクラウドに移行し、主要なクレジットカードとデビットカードがすべて利用できるようになった。これにより同サービスがさらに一般化し、米国の消費者により広く受け入れられることが期待される。
具体的には、クラウドベースとなった新バージョンのGoogle Walletアプリは、Visa、MasterCard、American Express、Discoverブランドのすべてのクレジットカードとデビットカードに対応する。
Google Wallet部門の製品管理責任者Robin Dua氏はブログ記事で、Google Walletを使用して店舗またはオンラインで買い物をする場合、消費者はあらゆるカードを利用できると説明している。
すべてのクレジットカードとデビットカードに対応するために、我々はペイメントカード情報の保存に関して技術的なアプローチを変更した。新しいGoogle Walletアプリでは、ユーザー端末内の保護された保存領域ではなく、高度に保護されたGoogleサーバにペイメントカード情報を保管する。端末内の保護された保存領域にはGoogle WalletのID(仮想カード番号)が保管され、このIDが購入時の決済を容易にするために用いられる。Googleは、ユーザーが選択したクレジットカードまたはデビットカードに対してただちに課金する。この新たなアプローチにより、銀行が統合処理にかかる時間が短縮されるため、銀行はわずか数週間でWalletアプリに自行のカードを追加できるようになる。
さらに、スマートフォンの紛失や盗難に備え、アップグレードされたGoogle Walletは、オンラインポータルを用いてモバイル用Walletアプリをリモートで無効にできるように設計されている。ただしGoogle Walletアプリでは、これまでと同様にこのアプリへのアクセスに関して暗証番号を設定している。さらにGoogleではWalletサービスのユーザーに対し、端末そのものにもスクリーンロックをかけてさらにセキュリティを強化するよう推奨している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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