Appleのバーチャルパーソナルアシスタント「Siri」が、またも訴訟の標的となった。
今回の原告である台湾の国立成功大学は米国時間7月27日、音声テキスト変換技術に関して同大学が保有する特許が侵害されたとしてAppleを提訴した。大学側は2件の特許を米国でそれぞれ2007年と2010年に取得したと述べており、Siriが両特許を侵害したと考えている。
AppleがSiriをめぐって訴訟を起こされるのは、もちろんこれが初めてではない。Appleはこの1年というもの、同サービスの性能に苦情を訴える集団訴訟から特許侵害訴訟まで、あらゆる訴訟の標的となってきた。この7月にも、上海を拠点とする音声アプリケーション開発企業Zhizhen Network Technologyが、「Xiaoi Bot」と呼ぶ「インスタントメッセージングチャットボットシステムの一種」に関して同社が保有する特許1件が侵害されたとしてAppleを提訴したばかりだ。
成功大学の法務責任者であるYama Chen氏は、この訴訟について最初に報じたReutersの取材に対し、同大学がテキサス州の裁判所に提訴することを決定したのは、「他の裁判所より手続きが迅速で、特許保有者に有利な裁定を下すことが多く、賠償額も一般に高いため」だと述べた。
Chen氏は、同大学がこの訴訟で求めている賠償額を明らかにしなかったが、Siri搭載デバイスの売り上げに基づく額だとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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